小島康敬 Yasutaka Kojima 「Berlin | Tokyo」
会期 10月3日(土) – 10月25日(日)12:00-19:00(水木休み)
ワンドリンク制

展示内容

小島は2014年『New York』、2015年『Tokyo』、本年『中今 | ベルリン』を刊行、
いずれも実際に住んできた3都市の景観を慎重に切り取ってきた。
本展では、前作・東京と最新作・ベルリンを対置する。
複雑かつ乱雑に展開する東京と、均質で揺るぎない強度を持つベルリン。
著しく異なる性格を持つ2都市を、しかし対極的に見せようというのではない。
その表層の向こうに、小島は何を見ようとしているのか。
それは、写真とは何を記録しうるのかという問いかけでもある。

アーティストステートメント

中今|ベルリン
最先端の量子理論によると、時間は存在しないという。
過去、現在、未来は同時に存在し、時間は過去から未来に流れるのではなく今しかない。
そして、この世は3次元でなく11次元の多次元構造体なのだそうだ。
古神道(日本古来の神道)には「中今/Naka-ima」という言葉がある。
中今とは、時間的な「今」の意味に加え、空間的中心の要素も持ち合わせる。
時間とは、時の流れの循環で一つの円にあり、終始が同時存在し、無限に円環をする「永遠なる今」なのだという。
どうも私たちが知る時間の流れは一直線ではないようである。
仮に、時間が一瞬で過ぎ去るものでないとすると写真家はこの世界の何を写しているのか?
過去の出来事や未来への執着から解放された意識は、より立体的な今へと向かい、
古くならない過去の記憶を記録し、来たるべき未来に懐かしさを覚えるだろうか。

TOKYO
都市の無意識
街を歩きながら ひとは立ち現れる雑多な風景の中に多くを見ているようで、およそ自分の見たいものしか見ていない。写真はその性質上ひとの意識から外れたものも上手に記録し、再びわれわれに提示する。ただ、その写真も場所の記憶までは写さない。
増上寺のある芝は、世界的な温暖期を経験した縄文時代、海水の浸食により海に突き出た半島であり、縄文時代以来、死者の埋葬にかかわる重要な聖地が作られてきたという。現在、そのほど近くには、その上部1/3を朝鮮戦争後にスクラップされた米軍の戦車の鉄材から作られた東京タワーがそびえ立ち、いまも異界に電波を送り続けている。
東京は多くの顔を持ちながら、過去に執着せず、常にその姿を変容させてきた。いつまでも満たされることない欲望と結合することをやめない複数の時間の場がそこにある。この作品は未来の人がこの時代の記憶をどのように語るのかを想い馳せながら、けっして均質でない無機質でどこか嘘っぽくもある、東京の都市の表層を撮影したものです。

 

小島康敬 Yasutaka Kojima プロフィール

1977年東京生まれ、現在はベルリンを拠点に活動。
國學院大學文学部伝承文学専攻を卒業後、社会人5年半を経て2006年に渡米。
ICP(International Center of Photography)General Studies Programを卒業。
在学中にICP Directors Scholarship Awardを受賞。
2011年 文化庁新進芸術家海外研修制度を受ける。
2012年 Photo Espana “Descubrimiento photoespaña“に選出される。
2015年 ベルリン Künstlerhaus Bethanien アーティスト・イン・レジデンスプログラムに参加。
2022年 ハリバンアワード2022 最優秀賞を受賞。

hp:
https://yasutakakojima.com/
Instagram: 
https://www.instagram.com/yasutakakojima/

近年の個展
「Naka-ima | Berlin」(大徳寺黄梅院、2023)、
「中今|Berlin」(Yuka Tsuruno Gallery, 2021)、
「Unconscious|Berlin」(Place M、2020)、
「Unconscious | New York,Tokyo」(Yuka Tsuruno Gallery, 2019)、
「Unconscious | Berlin」( Akio Nagasawa Gallery Aoyama, 2019)、
「Berlin」(銀座ニコンサロン、2017)、
「Tokyo」(銀座ニコンサロン、2016)、
「Tokyo|Berlin」(Künstlerhaus Bethanien、ベルリン、2016)。

グループ展
「TOPコレクション イメージを読む 写真の時間」(東京都写真美術館、2019)、
「東京・TOKYO 日本の新進作家展 vol.13」(東京都写真美術館、2016)など。

作品収蔵
東京都写真美術館
清里フォトアートミュージアム

出版
スーパーラボ「Comingback」2013
蒼穹舎「NEW YORK」2014
同「Tokyo」2015

 

 

 

 

 

📍Photo Gallery &Photobooks Cafe 芥

京都市上京区笹屋町通千本東入笹屋町3丁目602-2

1000円ワンドリンク付📍Photo Gallery &Photobooks Cafe 芥Aquta

3-602-2 Sasaya-cho, Kamigyo-ku, Kyoto

¥1000 with 1 drink

 

PAST EXHIBITION

ABOUT

京都・西陣

築80年の町家をリノベーションした空間に

貴重な写真集6000冊を開架

珈琲を飲みながら

自由に鑑賞していただけます

延べ30mの壁面では

写真家の作品展を常時企画開催します

芥 Aquta

602-8453 京都市上京区笹屋町3丁目602-2
tel. 090-5908-7207

12:00〜19:00(水・木休)

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